Interview
社員インタビュー
目標は、世界にも通用する
ヒートシンクの設計
設計開発
広島工場ヒートシンクグループ
2014年 入社
ものづくりを通して
世の中の役に立つ製品を
開発していきたい
自己紹介をお願いします。
A.Jです。
カワソーテクセル広島工場 ヒートシンクグループ所属です。
社内では、具体的にどういったお仕事を担当されていますか?
LED素子やモーターなどを冷却するための水冷ヒートシンクの設計開発を担当しています。
最近では、電化製品や製造装置に使用されている半導体用のヒートシンクの設計も行うようになりました。
近年、半導体の性能が上がってきており、それに伴い発熱量も大きくなってきています。従来は空冷によって半導体の冷却をしていたのですが、空冷では十分な冷却ができない場合が多くなってきました。
そこで、弊社の水冷ヒートシンクに置き換えて、より冷却したいというお客様が増えてきていますね。
ヒートシンクの需要自体が伸び続けているということですね。
Aさんは新卒採用での入社ですが、学生時代から金属接合の分野に興味をお持ちだったのでしょうか?
学生時代は応用化学を学んでいました。化学は接合の分野にも関連は深いですが、当初はこの分野への就職までは特に意識していませんでした。
学生時代に学んだ応用化学の知識で、今の仕事をする上でも役立っていることはありますか?
応用化学を学ぶ中で、金属の材料についても勉強することがあり、それぞれの金属で特性(熱伝導、密度、硬度など)が違うことを学びました。それが今のヒートシンクの設計に役立っていますね。
弊社で製作しているヒートシンクは主に銅やアルミを使用しており、それぞれの金属の特性の違いから、お客様の仕様に合わせて提案などをすることもあります。
就職活動時は他の分野や同業他社への就職も検討されたと思いますが、その中で、カワソーテクセルに入社を決めた大きな理由は何だったのでしょうか?
私はものづくりを通して世の中の役に立つ製品を開発していきたいと思っていました。
この会社に決めたのは、製品開発を通して、世の中のインフラ整備に携われることができると思ったからです。
会社説明会では、すでに電力に関わる製品を製造しており、それが全国の安定した電力供給に一役買っていることを知りました。私は新しい技術であるメタライズ製品やヒートシンク製品の開発をし、電力系と同じように世の中を支えていけるような製品を製造したいと思ったんです。
設計開発の仕事は、どういったところにやりがいや魅力がありますか?
設計から製品化まで一貫して携わることができるので、実際に製品が完成したときはすごく嬉しく感じます。特に入社1年目の時に、今までになかった円筒型ヒートシンクの設計・製作をした時にやりがいを感じました。
それまでは板状の熱源を冷却するヒートシンクの製作をしていましたが、ある時お客様から「円筒の熱源を冷却したい」という依頼を受け、今までになかった立体的な流路を設計・製作するという課題に取り組みました。
設計検証を進めていき、実際の製品が完成し、展示会で展示したところ、様々な企業の方に興味を持っていただけました。最終的にお客様に納めることも出来たときは本当に嬉しかったです。
工場全体で一つの製品に対して
真剣に取り組んでいます
Aさんは広島県内のご出身でしょうか?
はい、広島の出身です。
通っていた大学は大阪だったので、大阪での就職も考えていましたが、カワソーテクセルがたまたま地元にも工場があることを知って、Uターン就職をしました。
会社や自分が担当する仕事に対して、入社前に抱いていたイメージと入社後でギャップはありましたか?
カワソーテクセルは140年を超える歴史があるので、昔から続いているやり方をずっと続けているのではと思っていました。
実際に入社してみると、新しいことにもチャレンジしていけたり、今までのことをさらに発展させて良いモノづくりをしようとしていて、そういった面はちょっと意外でした。
職場の普段の雰囲気を教えてください。
先輩や後輩関係なく相談できる雰囲気です。何か困ったことがあれば相談に乗っていただけますし、手助けしていただくこともあります。
また、設計開発の部署だけでなく生産現場の方々とも同様に相談できます。工場全体で一つの製品に対して真剣に取り組んでいますね。
仕事を通して、内向的だった
自分の姿勢も自然と変わっていった
この仕事を通じて、ご自身が変化・成長したと思うことはありますか?
昔は内向的で人と関わるようなことに対して苦手意識がありました。
しかし、設計や開発をしていると社内の生産グループ・営業グループの方々だけでなく加工協力会社の方とも関わることになり、自然と苦手意識を減らすことができました。
これからの夢や目標を教えてください。
世界に通用するようなヒートシンクの設計をしていきたいです。
最近は海外の展示会に出店したり、海外向けのHPを作成したことから、海外からの問い合わせが増えてきています。
これまで国内で培ってきたカワソーテクセルの技術が世界にも広がりつつあるので、その期待に応えられるような設計・開発をしていきたいですね。
Schedule 或る一日のスケジュール
- 8:30-8:40
-
工場内の掃除
- 8:40-9:00
-
- ヒートシンクグループ全体の朝礼
- グループ内の1日の仕事とその注意ポイントについて確認する。
- 9:00-9:30
-
- 設計担当内の朝礼
- 設計担当の1日の仕事について確認をする。
- 9:30-9:45
-
- 設計
- お客様からの依頼に基づいて、ヒートシンクの設計を行う。
- 10:30-10:35
-
休憩
- 10:35-11:45
-
- 設計
- お客様からの依頼に基づいて、ヒートシンクの設計を行う。
- 11:45-12:30
-
お昼休み
- 12:30-13:00
-
- 会議
- 新しく製作する製品についての打ち合わせを行う。
- 13:00-15:00
-
- 設計
- お客様からの依頼に基づいて、ヒートシンクの設計を行う。
- 15:00-15:10
-
休憩
- 15:10-16:00
-
- 設計
- お客様からの依頼に基づいて、ヒートシンクの設計を行う。
- 16:00-16:30
-
- 営業グループとの打ち合わせ
- 営業グループが設計担当に依頼している内容について全体で確認する。
- 16:30-17:30
-
- 設計
- 開発テーマについて設計、検討をする。
- 17:30-18:00
-
帰宅